中性脂肪を減らす
肥満症や動脈硬化症など、様々な病気を予防します。
食材 | 成分 | 食材 | 成分 |
---|---|---|---|
発芽玄米 | GABA | りんご | りんごポリフェノール |
青魚 | DHA、EPA | レモン | ヘスペリジン |
ごぼう | 水溶性食物繊維 | 大豆 | 水溶性食物繊維 |
たまねぎ | ケルセチン | 納豆 | 水溶性食物繊維 |
トマト | GABA | ウーロン茶 | ウーロン茶ポリフェノール |
みかん | ヘスペリジン | 緑茶 | カテキン |
献立の取り入れ方・注意点
体に良いものを食べていても、食習慣が乱れていては意味がありません。中性脂肪を減らすには、過食を控え、腹八分目を心掛けることが大切です。また、ごぼう、大豆など食物繊維を含むものは、食事の最初に食べると良いです。食事の際の飲み物は、ウーロン茶、緑茶を食事と一緒に摂ると効果的です。アルコールの過剰摂取も中性脂肪を増加させてしまうので、摂取量に気を付けて下さい。
悪玉コレステロールを減らす
動脈硬化症が招く、脳血管疾患・心疾患を予防します。
食材 | 成分 | 食材 | 成分 |
---|---|---|---|
発芽玄米 | GABA | レモン | ヘスペリジン |
青魚 | DHA、EPA | 果物(全般) | ビタミンC |
アサリ | タウリン | 卵黄 | レシチン |
イクラ | アスタキサンチン | 大豆 | 水溶性食物繊維 |
カニ | アスタキサンチン | 大豆製品 | レシチン、サポニン |
サケ | アスタキサンチン | 納豆 | 水溶性食物繊維 |
タコ | タウリン | アーモンド | オレイン酸 |
ホタテ | タウリン | マカダミアナッツ | オレイン酸 |
ごぼう | 水溶性食物繊維 | ナッツ類 | ビタミンE |
しいたけ | エリタデニン | ヨーグルト | 乳酸菌 |
たまねぎ | ケルセチン | オリーブ油 | オレイン酸 |
トマト | GABA、リコピン | 酢 | 酢酸 |
ブロッコリー | S-メチルシステインスルホキシド | 緑茶 | カテキン |
みかん | ヘスペリジン | 赤ワイン | アントシアニン、カテキン、タンニン |
献立の取り入れ方・注意点
動脈硬化症の要因となるコレステロールでも、真の悪玉と呼ばれているのは「酸化LDLコレステロール」です。LDL(悪玉)コレステロールは、減らすだけでなく、酸化させないことも大切です。そのためには、ビタミンC・ビタミンE・アスタキサンチン・リコピンなど抗酸化成分を含む食材を取ってください。オリーブ油に含まれるオレイン酸は、加熱しても酸化しにくいので、炒め物・揚げ物にも使えます。
高血圧症を予防する
高血圧症が招く、脳血管疾患・心疾患などを予防します。
食材 | 成分 | 食材 | 成分 |
---|---|---|---|
そば | ルチン | とうもろこし | カリウム |
発芽玄米 | GABA | トマト | GABA、ルチン |
アサリ | タウリン | イチジク | ルチン |
エビの殻 | キチン、キトサン | バナナ | カリウム |
タコ | タウリン | 大豆 | 水溶性食物繊維 |
ホタテ | タウリン | 納豆 | 水溶性食物繊維 |
アスパラガス | ルチン | 海藻類 | カリウム |
アボカド | カリウム | 酢 | 酢酸 |
かぼちゃ | カリウム | 緑茶 | カテキン |
ごぼう | 水溶性食物繊維 |
献立の取り入れ方・注意点
高血圧症の要因といえば、塩分の過剰摂取です。塩に含まれるナトリウムの排出を促すカリウムは、熱や水に弱い成分です。効率よく摂取するには、カリウムを含む食材を汁物・煮物の具にし、味付けを薄くして、汁ごと摂るようにすることが大事です。また、皮がしっかりしている「とうもろこし・かぼちゃ」は茹でても成分が減りにくいので、おすすめです。「アサリ・タコ・ホタテ」には、血管の収縮を抑えるタウリンが豊富ですが、食材に天然の塩分を含むので、塩分量に注意してください。
高血糖を予防する
高血糖が招く、肥満・糖尿病、その合併症を予防します。
食材 | 成分 | 食材 | 成分 |
---|---|---|---|
牛肉 | 亜鉛 | にんにく | アリシン |
アサリ | タウリン | ねぎ | アリシン |
牡蠣 | 亜鉛 | 大豆 | 水溶性食物繊維 |
タコ | タウリン | 納豆 | 水溶性食物繊維 |
ホタテ | タウリン | チーズ | 亜鉛 |
ごぼう | 水溶性食物繊維、イヌリン | 酢 | 酢酸 |
たまねぎ | イソアリイン、アリシン | コーヒー | クロロゲン酸 |
献立の取り入れ方・注意点
野菜や豆類は、食事の最初に食べるのがポイントになります。これらに含まれる水溶性食物繊維は、水分を含むと容積が増え、お腹の中のコレステロールなどを吸収しながら消化されていきます。すると、消化速度もゆっくりになり、血糖値の上昇を抑えられます。タウリンは、インスリン分泌を促す働きを持つ成分ですが、糖の代謝に関わるビタミンB1と一緒に摂ることにより、疲労回復にも効果的です。
血液ドロドロを予防する
動脈硬化症・高血圧症が招く、様々な病気を予防します。
食材 | 成分 | 食材 | 成分 |
---|---|---|---|
そば | ルチン | りんご | りんごポリフェノール |
青魚 | DHA、EPA | レモン | クエン酸、ヘスペリジン |
アスパラガス | ルチン | 大豆製品 | サポニン |
しいたけ(生・干し) | レンチオニン、グアニル酸 | 納豆 | ナットウキナーゼ |
たまねぎ | アリシン、ケルセチン | 亜麻仁油 | α-リノレン酸 |
トマト | ルチン | えごま油 | α-リノレン酸 |
にんにく | アリシン | 麦茶 | アルキルピラジン |
ねぎ | アリシン | 緑茶 | カテキン |
イチジク | ルチン | 梅干し | クエン酸 |
みかん | ぺスぺリジン | チョコレート | カカオポリフェノール |
献立の取り入れ方・注意点
脂質の摂りすぎは、血液の流れを悪くし、いわゆるドロドロ血液の要因に。肉より魚で脂質を取り、「旬の野菜、豆腐、納豆、梅干し」などを食べ、緑茶や麦茶を飲むと、血液サラサラを保ち、脂質異常症の予防に繋がります。血糖値の急上昇は、コレステロールを増やす事にもなるので、野菜から先に食べるなど、順番にも注意してください。
腸の調子を整える
(整腸作用)
便秘を予防し、免疫力を向上させます。
食材 | 成分 | 食材 | 成分 |
---|---|---|---|
ごぼう | 水溶性食物繊維 | 豆類 | 水溶性食物繊維 |
梨 | ソルビトール | ヨーグルト | 乳酸菌、ビフィズス菌 |
プルーン | ソルビトール | 酢 | グルコン酸 |
おから | 水溶性食物繊維 | てんさい糖 | オリゴ糖 |
大豆 | 水溶性食物繊維 | はちみつ | グルコン酸 |
納豆 | 水溶性食物繊維 | キムチ | 乳酸菌 |
献立の取り入れ方・注意点
腸内環境を整える目的でヨーグルトを食べるときは、胃酸の力が弱まっている食後や、腸の働きが活発な夜がおすすめです。ヨーグルトを軽く電子レンジで温めてから食べると、菌の活動が活発になり、より効果的です。ですが、ヨーグルトを大量に食べ過ぎると、SIBO(小腸内細菌増殖症)の要因になるので、お気を付けください。
筋肉づくりを促す
(代謝量アップ)
体内の脂肪が燃えやすくなり、肥満を予防します。
食材 | 成分 | 食材 | 成分 |
---|---|---|---|
穀物類 | 炭水化物 | にんにく | ビタミンB⁶ |
牛サーロイン | タンパク質 | パプリカ | ビタミンB⁶ |
牛肉 | BCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン) | 卵 | BCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン) |
鶏ささみ | タンパク質 | 大豆製品 | マグネシウム |
鶏むね肉 | タンパク質 | 豆類 | マグネシウム |
豚ヒレ肉 | タンパク質 | ごま | ビタミンB⁶ |
マグロ(赤身) | BCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン) | 牛乳 | BCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン) |
かいわれ大根 | ビタミンB⁶ | 海藻類 | マグネシウム |
献立の取り入れ方・注意点
筋肉の材料となる、タンパク質と共に、タンパク質の代謝を促す、ビタミンB6を摂るようにしてください。また、アミノ酸の一種BCAAを摂取すると、筋タンパク質のエネルギー消費(筋肉量の減少)を抑えてくれます。
免疫力を高める
風邪、インフルエンザなど、様々な病気を予防します。
食材 | 成分 | 食材 | 成分 |
---|---|---|---|
玄米 | ビタミンB6 | かぼちゃ | B-カロテン |
赤身肉 | 鉄 | 菜の花 | ビタミンC |
牛肉 | 亜鉛 | にんじん | B-カロテン |
鶏レバー・豚レバー | ビタミンA | にんにく | ビタミンB6 |
豚肉 | ビタミンB12 | ピーマン | B-カロテン |
レバー全般 | パントテン酸、鉄 | ブロッコリー | ビタミンC、葉酸 |
青魚 | DHA、EPA | ほうれん草 | B-カロテン |
イワシの丸干し | ビタミンD | レモン | ビタミンC |
エビの殻 | キチン、キトサン | 卵 | パントテン酸 |
貝全般 | セレン、鉄、ビタミンB12 | 大豆 | ビタミンB6、サポニン |
牡蠣 | 亜鉛 | 納豆 | ビタミンB12 |
カツオ節 | セレン | アーモンド | ビタミンE |
魚卵 | パントテン酸 | ごま | セレン |
魚全般 | セレン、ビタミンB12 | ピスタチオ | ビタミンB6 |
シラス干し | ビタミンD | 落花生 | ビタミンE |
スモークサーモン | ビタミンD | ヨーグルト | 乳酸菌 |
赤ピーマン | ビタミンC | 亜麻仁油 | α-リノレン酸 |
アスパラガス | 葉酸 | えごま油 | α-リノレン酸 |
献立の取り入れ方・注意点
免疫力を高める食材は、色々ありますが、何を食べるかと同時に、どう食べるかも大切です。特に朝は、体にスイッチを入れる重要な役割を果たします。決まった時間に朝食を摂ることで、体の器官や脳が正常に働きやすくなり、免疫力の高い体づくりに繋がります。
サビない体をつくる
(抗酸化作用)
老化を防ぎ、動脈硬化症、高血圧症、糖尿病などを予防します。
食材 | 成分 | 食材 | 成分 |
---|---|---|---|
玄米 | パンガミン酸 | ピーマン | B-カロテン |
牛肉 | 亜鉛 | ブロッコリー | ビタミンC |
鶏レバー・豚レバー | ビタミンA | ほうれん草 | B-カロテン |
イクラ | アスタキサンチン | ブルーベリー | アントシアニン |
牡蠣 | 亜鉛 | レモン | ビタミンC |
カニ | アスタキサンチン | 大豆 | イソフラボン |
サケ | アスタキサンチン | アーモンド | ビタミンE |
赤ピーマン | ビタミンC | ごま | パンガミン酸、セサミン |
かぼちゃ | B-カロテン | 落花生 | ビタミンE |
たまねぎ | アリシン | ウーロン茶 | ウーロン茶ポリフェノール |
菜の花 | ビタミンC | 緑茶 | カテキン |
にんじん | B-カロテン | 赤ワイン | アントシアニン、カテキン、タンニン |
にんにく | アリシン | チョコレート | カカオポリフェノール |
ねぎ | アリシン |
献立の取り入れ方・注意点
抗酸化作用を持つ、「ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE」は、一緒に摂ることで、抗酸化力や栄養価がアップします。ポリフェノールも、抗酸化作用を持つ、その他の食品を一緒に摂る方が効果的です。ポリフェノールの場合、摂取して2時間で抗酸化作用が高まり、4時間後には、その効果がほぼ失われると言われています。水溶性のものが多く、体内には蓄積されないため、こまめに摂るようにしてください。